【雑談】アナザーエデンが初めてコラボを実施|個人的な所感
先日の生放送にてアナザーエデンが初めて他社のゲームタイトルとのコラボが発表されました。
これまでアナデンのコラボといえば、ゲーム内では”ファミ通”や”アルティマニア”といった書籍(実質、自社関連のコラボ)やゲーム外でのコラボ(コラボカフェなど)のイベントはあったものの、今回発表されたような他社のゲームタイトルのコラボで大きなイベントを実施するのは初めてになります。
その注目度の高さから発表当時、生放送に寄せられるコメントには非常に多くの賛否が寄せられました。
管理人自身も今回のコラボについて自分が感じたことを少しまとめてみました。
コラボタイトルのおさらい
今回アナザーエデンとコラボするのは「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(以下:ペルソナ5Rと呼称)です。

ペルソナとはアトラス(ATLUS)というゲーム会社が開発しているRPGシリーズです。
実は、管理人はちょうど今まさにペルソナ5Rを遊んでいるとこで、ペルソナシリーズをご存じないという方の為に簡単な紹介記事も書いているので、よろしければコチラを参考にしていただければと思います。
ペルソナシリーズの始まりは1996年からと歴史も長く、第1作から人気を博しファンを獲得した結果、アトラスの人気RPGとなりました。
今回、アナデンとコラボするペルソナ5Rはペルソナシリーズの中でも最新作のナンバリングになります。
発表時に巻き起こった賛否の意見
さて、そんな人気RPGシリーズとコラボすることになったアナザーエデンですが、コラボに対する意見は賛否が分かれるものとなりました。
管理人がざっと見た感じでは、
・ペルソナシリーズが面白いし好きだから嬉しい
・世界観は違うけどクオリティ高そう (PV視聴後)
・ペルソナは良いゲームだけどアナデンの世界感には合わない
・ペルソナシリーズを知らない
こんな感じの意見が多いように感じました。
特に気になったのが賛成・批判関わらず挙がっていた”世界観”というキーワードが多かったことです。
アナザーエデンをプレイしているユーザーは大なり小なりアナデンの世界観を非常に大事にしていることが伺えます。
とは言え、この”世界観”とは何を指しているのでしょうか。
生放送を視聴して感じたのは運営とユーザーが感じる世界観の捉え方の違いが批判よりのコメントに繋がっているのではないかと思っています。
批判コメントが挙がった要因
田村プロデュサーが生放送中に発言されたことですが、
「アナデンは古き良き国産RPGをスマートフォンで遊べるようにするというコンセプトから始まっているので、コラボを企画するのであれば、同じ国産の良質なRPGでなくてならない。逆に言えばそれが実現できれば面白いものができる。その結果、ペルソナ5Rが選ばれた」と名言されています。
加えて、様々なコメントが来ているのを覚悟しつつ、アナデンの世界観を壊さないないようにできていると思いますという流れからPVに入りました。
ここで管理人が感じていたのは、確かにPVの出来は良さそうだけど、運営が言われている世界観が壊れていないということには少し違和感が残りました。
と言うのも、世界感を壊さないように出来ていると言いつつも、アナデンとペルソナ5Rではゲーム中の世界観が違いすぎないか?と思ったからです。
例えば、アナザーエデンの物語の舞台は現代・未来・古代という時空の行き来を題材にしつつ、基本的にはファンタジー要素の強い非現実的な世界観が特徴です。
対してペルソナ5Rの世界観は非常に現実味のある世界(というか日本)が舞台で、登場する主人公やキャラクター達も高校生という設定があります。
両作品の物語の舞台と登場キャラクターによる”世界観”の違いがコラボすることでアナデンの世界観を壊すのではないか?という懸念が違和感の正体なのかなと思っています。
管理人のコラボに対する想い
では、管理人が今回のコラボの発表を受けて感じたことについて。
正直に言うと
コラボを企画すること自体は大賛成。ただし、ゲーム中の世界観は大事にして欲しい。
と考えています。
あたまから否定というわけではないのですが、前述した通り、アナデンとの世界観の違いからペルソナ5Rとのコラボに若干の懸念を感じています。
ただ誤解して欲しくないのは、ペルソナ5Rは遊んでいて面白い作品ですし、非常にクオリティが高い作品とも感じています。
田村プロデューサーが名言された「同じ国産RPGでクオリティが高いものであれば、面白いモノができるし、そうでなければアナデンとのコラボは成立しない」というのはその通りだと思うのですが、裏テーマとしてペルソナ5Rがコラボタイトルに選ばれた理由には、人気タイトルとして多くのユーザーをアナデンユーザーとして取り込める可能性があるからでは?と考えています。
これについては次の項目で書きます。
ソーシャルゲームがコラボを企画する理由
そもそも、アナザーエデンのようにソーシャルゲームがコラボを企画する理由は一体何なのか?
(管理人はゲーム開発関係者ではないので、ここからは先はあくまで個人的な意見です)
個人的には大きくわけて2つあると考えています。
(1)新規ユーザーの獲得
(2)継続的な売り上げの増加
ゲームの運営・開発を続けていく為には当然”売上”を計上しなければいけません。
その売上を予測する計算式として考えられるのが、
1ヶ月の売上=アクティブユーザー(継続的にプレイしている人数)×1人当たりの平均課金額
になると仮定します。
つまり、売上を上げる為にはシンプルに
- 継続的な新規ユーザーの獲得
- ユーザーに課金をしてもらう
ということが重要になってくると思います。
新規ユーザーの獲得について
まずは新規ユーザーの獲得についての考察。
アクティブユーザーがゲームをプレイしなくなる理由は色々あると思います。
・単純につまらなくなり、飽きてしまった
・ゲーム運営の方針に不満がある
アナザーエデンは配信当初から話題性があり、ゲーム内のクオリティの高さからある程度のアクティブユーザーと売上の目安の目標値というのは高かったと思われますが、やはり2018年9月に起こったガチャ不具合による事件をキッカケに何割かのアクティブユーザーは減ってしまったのだろうと思います。
そのリカバリーの為に、当時起こった不具合の補填内容は、アクティブユーザーだけでなく、新しくゲームを始める方にも提供することで、新規のユーザーの敷居を下げアクティブユーザーを増やすことが狙いだったのだろうと思っています。
一時的にその狙いは成功したものの、基本的にアナデンは新規のユーザーを取り込むイベント要素がなかったり、新規ユーザーを増やすキッカケがないのも事実。(ゲームコンセプト自体はソロプレイ専用なのでいつ始めたり、遊ぶ期間を空けても良いのですが。)
そこで白羽の矢が立ったのが今回のコラボの企画なのではないでしょうか。
なぜコラボをするとユーザーが増えるのか?
コラボ先で遊んでいるユーザーをアナデンのアクティブユーザーにできる可能性を秘めているからです。
つまり、コラボ元であるアナザーエデンを知らなくてもコラボ先(今回はペルソナ5R)さえ知っていればそれがキッカケで話題となり、アナザーエデンを遊んでみようというユーザー増えます。
当然、コラボの企画やその後のゲーム内容いに満足してもらえなければまたユーザーは離れてしまう可能性がありますが、そこはアナデンのゲーム内のクオリティを考えると一時的にでもコラボ以降も継続的に遊んでくれるユーザーは増えると思っています。
このような意味で言うと、ペルソナシリーズは人気タイトルとして多くのユーザーが取り込める可能性があり、且つ、ペルソナ5Rであれば最近発売したばかりで話題性もあるのがコラボとして選ばれた可能性があると考えています。
継続的な売上げについて
続いて継続的な売上げについて考察。
継続的な売上を上げるには
- 1人あたりの課金額を上げる
- 課金をしてくれるユーザーを増やす
の2通りです。
実はコラボを行うことで、上記2通りとも発生する可能性があります。
つまり、新規ユーザーから継続的にプレイするアクティブユーザーに変化することで、単純に課金をしてくれる可能性があるユーザーが増えます。
さらにその課金をしてくれるユーザーの中から、アナデンの魅力にハマり、平均的な課金額よりも多く課金をしてくれるユーザーも現れる可能性がある。
これによって、売上=アクティブユーザー×1人辺りの課金額の図式が完成するわけです。
つまり、コラボを企画するということは、ゲームの世界観を維持しつつクオリティの高いコンテンツも提供しなければいけないが、そのリターンとしてゲーム運営に必要な売上を一気に獲得することができるというわけです。
これこそがソーシャルゲームがコラボをする企画する理由だと考えています。
アナデンのコラボのスゴイところ
ここまで、やや批判寄りな意見で内容を記載してきましたが、今回のコラボ企画では単純に凄いと感じる要素もありました。
アナデンのコラボのスゴイところ(1)
コラボキャラクターの出逢い方(入手の仕方)は全て配布。
つまり、コラボキャラクターは全ユーザーが入手することが可能ということです。
正直、あり得ないことです。
と言うのも、前述した通り、ソーシャルゲームにおけるコラボをいうのは売上単価を上げる機会です。
そのコラボにより企画されたキャラクターは、通常その時点までのゲーム環境の最前線に合わせた性能となっており、インパクトのある売上を上げる絶好の機会です。
その機会をわざわざ配布にするというのは、キャラクターの性能云々を抜きにしてもあり得ない要素だと思います。
アナデンのコラボのスゴイところ(2)
コラボ開催期間は期間限定ではない。
これもあり得ない要素です。
コラボ企画というのは、期間限定にするからこそコラボキャラクターに希少価値が生まれ、性能がゲーム環境の最前線に調整することで、それを目当てで、(課金をして)ガチャを引くという価値が生まれるのに期間限定にしないということは単純にその価値を捨てるということになります。
今回のコラボを考えると、キャラクターを全配布するということや、プレイ開始条件に向けて多少シナリオを進めなければいけないということを考えるとやはり思い切った判断はしたなという感じはします。
まとめ
個人的な想いは以上です。
話をまとめると、発表当時はモヤモヤした感情を抱いてしまいましたが、今回のコラボはコラボキャラクターが配布されることや期間限定の要素もありません。
PVも視聴したところ、クオリティ自体は高そうに感じるので、まずは初めから否定はせずに遊んでみようと思います。
どのようなクオリティに仕上がっているのか?遊ぶんでみないと分からないこともあると思います。個人的に感じる世界観の違いをアナデンの運営がどのような形で昇華しているか非常に楽しみだったりもします。
遊んでみた上で、アナデンにおけるコラボに対する考え方を改める場合はまたまとめられればいいなと考えています。
今後もコラボをする可能性はあるのか?
今回のコラボを皮切りに”協奏”という新たなコンテンツが作られたので可能性は十分考えられます。
ただし、仮にその機会があったとして次回もコラボキャラクターが配布になったり、開催期間もなしになるかは全くの未知数です。
正直、コラボ企画第1弾にここまで敷居を上げてしまうと、今後はその敷居を下げてしまうとまた炎上してしまいそうなので運営としてはそこまで考えて今回の判断に至ったのだろうということを切に願います。
管理人が希望するコラボタイトル
ちなみにまだペルソナコラボをプレイはしていませんが、今後もコラボをする機会があるのなら・・・ということを考えてみました。
個人的に物語の舞台として違和感がないものを選ぶなら
- クロノ・トリガー/クロノ・クロス
- オクトパストラベラー
- テイルズシリーズ
あたりかなと企画してくれると世界観的にも違和感がないので良いかなと思っています。
皆さんは、どんなタイトルとのコラボが実現して欲しいでしょうか。
それではまた次回!
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