【レビュー】アナデン版アルティマニアは買う価値があるか?

2019年9月11日

こんにちは、アンディです。

今回紹介するグッズはアナザーエデン ワールドアルティマニアの紹介です。

発売されたのは2018年7月31日と少し前になりますが、企画が発表された生放送は当時管理人もリアルタイムで視聴していたのですが、”アルティマニア”という単語が出た瞬間飛び上がる興奮したのを覚えています。

スマフォゲーム×アルティマニアという前代未聞の企画に興奮冷めぬまま、発売後に管理人も即日購入をして中身を読んでいるので買った価値があったのかレビューしていきたいと思います。

買うか悩まれている方は検討材料の参考にしてみて下さい。

買う価値はあるか?

結論からお伝えすると、

  • アナデングッズをコンプリートしたい
  • キャラクターの個別情報(天冥ボーナスや個別スキルの威力など)を細かく知りたい
  • ゲームシステムの内部計算式(ダメージ算出方法など)の事情を知りたい

といった方は購入する価値があると思います。

そう思った理由を実際に中身を読んでみた内容を踏まえながらお伝えします。

アナデンのワールドアルティマニアを読み解くポイント

今回のワールドアルティマニアの記載内容として重要な点は2018年7月上旬時点のゲーム内容に基づいて制作されています。

具体的なゲームのアップデート内容でいうとVer1.7.5「復活の魔獣王 いにしえの冥約」までにです。

この時点での新キャラクターはシオンのアナザースタイルとギルドナの星5クラスの解放でした。

該当バージョンまでのアップデート内容を含めたデータになるので、これ以降のアップデート内容は含まれていないことに注意が必要です。

この点を踏まえた上で、良かった点や惜しかった点をまとめていこうと思います。

キャラクターファイル

まずはキャラクターファイルの項目について。

この項目では各キャラクターのイラストと共にプロフィールやステータスに関する詳細データが記載されています。

  • メインストーリーを進めていけば仲間になるキャラ
  • 夢見(ガチャ)で仲間になるキャラ
  • 仲間にならないが個別スキンがあるCPU

など合計100人以上にわたって紹介されています。

良かったポイント

キャラクターの性能が細かく記載されている

キャラクターの紹介ページでは、アナザースタイルを含む全イラストやクラス情報はもちろん、天・冥ボーナスでもらえる内容(腕力+●●など)や各スキルの威力まで記載されているのは普通にゲームをプレイするだけではわからない情報だったので良かったです。

<キャラクター例:アルド>

また、キャラクター設定画ミュージアムと称して、一部キャラクターの他デザイン案が記載されているのも良かったです。

<キャラクター設定画例>

個人的には実際にゲームで使われているモノよりもデザイン案の方が良いキャラクターもいたので、こういった要素が確認できるのはアルティマニアならではですね。

惜しかったポイント

キャラクターの考察要素が少ない

初心者に優しく丁寧に記載されているキャラクター情報ですが、一方でゲームに慣れたプレイヤーからするとちょっと物足りない情報に感じてしまいました。

例えば、イスカやエルガといったキャラクターはキャラクタークエストを終えても謎めいた要素が残る結末でした。

当然、ゲーム本編で情報が公開されていない以上、すべての要素をアルティマニアで公開するわけにはいかないとは思うのですが、メインストーリーや外伝ストーリーを絡めてキャラクターの設定にスポットを当てた考察要素があるとゲーム世界観に深みが生まれてよかったのではないかと思いました。

ストーリー&アートギャラリー

続いてストーリー&アートギャラリーの項目について。

この項目ではメインストーリー(第●章)、外伝、断章とったシナリオの復習や演出で使われたシーンがギャラリー風に記載されています。

良かったポイント

メインストーリーの復習ができる!

アナザーエデンはゲーム内でストーリーの振り返り機能がない為、一度クリアしたシナリオを復習しようと思った場合、もう一度ゲームを最初から始めるしかありません。

この話題はアナデン×アルティマニアの企画が発表された生放送でも言及されていましたが、機能として実装するのは難しそうな様子だった為、アルティマニアで復習ができるのは良かったです。

<ストーリー&ギャラリー例>

他にも

  • 開発スタッフQ&A
  • 読み解きポイント

といったコラム要素として記載されていた内容は知らなかった要素もあって面白かったです。

惜しかったポイント

アイテムや敵キャラクターの情報がない

アルティマニアといえば攻略情報以外の情報量の多さが魅力ですが、アナザーエデンのアルティマニアには下記の要素がありませんでした。

  • 攻略フローチャートやダンジョン情報
  • 敵・ボスキャラクターのステータスや行動パターン情報
  • 武器、防具のステータス情報や作成に必要な素材情報

この辺りの要素は期待していただけに記載がなかったのは残念でした。

シークレット

最後はシークレットの項目について。

この項目では通常ゲームをプレイしているだけでは中々知りえない情報が記載されたシークレットデータが20個にわたって記載されています。

良かったポイント

開発側でしか分からないデータが一部公開されている

ここの項目に関してはあまり言うとネタバレになってしまうので深くは言及できないですが、

個人的に特に良かった要素は次の4つ。

  • 記憶の書の入手場所&入手確率
  • バトル中のダメージ量や回復量の計算式公開
  • アナザーフォースの仕組みを解析
  • 開発スタッフからのコメント&インタビュー

この辺りのデータは新たな発見もあって読み応えがありましたね。

この項目は記載されている情報にマイナスポイントはなかったと思います。

あえて挙げるとすれば、スマフォゲームという規格上、アップデートが進むほどデータが修正されている可能性があることですね。

仕方がない要素ではありますが、アルティマニアが発売されてから時間も経過したのでここで公開されているデータが変わっている可能性があることが惜しいポイントに感じるかもしれません。

結論:アルティマニアを名乗るには物足りない内容

最後にアナザーエデン×アルティマニアについてまとめます。

ここまでご紹介した内容と冒頭でも紹介したアルティマニアの定義から考えると、情報量としては今一つだったかなというのが個人的な感想です。

アルティマニアを名乗っている以上、通常のシナリオ攻略やキャラクターデータに加えて膨大なアイテムや敵キャラクターのデータも網羅されているといった印象が強いので、このあたりの記載がないことに物足りなさを感じました。

とはいえ、

  • アナザーダンジョンのクリア報酬のドロップ率
  • 戦闘システム関連における計算式

といったこれまで非公開とされてきたデータが正式に公開されたのは面白かったと思いますし、開発者インタビュー(元の方も含む)も初公開となる発言もあったので興味深かったですね。

本書が発売してから1年以上経過してゲーム環境も色々と変わっているところも多いと思います。もしアナデン×アルティマニア第2弾が企画されることがあれば、惜しいと感じたコンテンツが改善されると嬉しいですね。

最後に本書の購入を迷わている方にお伝えしたいのは、前述した通り、本書はアルティマニアを名乗ってはいますが、”攻略”という意味合いでは情報量にガッカリしてしまう可能性があります。

  • アナデングッズをコンプリートしたい
  • キャラクターの個別情報(天冥ボーナスや個別スキルの威力など)を細かく知りたい
  • ゲームシステムの内部計算式(ダメージ算出方法など)の事情を知りたい

という方向けの”ファンブック”的なモノとしてであれば買う価値はあると思いますので、購入を検討されている方は参考にしてみて下さい。